知的財産権侵害とニセモノ生産販売を取り締まる特別行動の一環として、商務部が昨年12月に、ネットショップを対象の特別摘発行動を関連当局と共同で発足した。図書や電器、服装、化粧品、食品、薬品などが重点商品で、浙江省、上海市、広東省、北京市を重点地域として展開されていた。
5月末時点の速報値によると、同特別行動ではインターネットを利用したニセモノ販売事件628件（金額にして8億元に上る）が摘発され、829のネットショップやウェブサイトが閉鎖され、容疑者436人が逮捕されるなど、大きな成果を上げた。一方、淘宝（タオバオ）など大手ショッピングサイトも積極的に取引システムの改善を進め、ニセモノ商品に係わる情報4400万件以上を削除し、違法商品販売に関わった1100余りのアカウントを凍結し、ネットショップ3363軒を閉鎖した。
商務部はさらに、特別行動の成果を踏まえてネット上の商品取引を監視する長期的体制を確立し、ネットショッピング関連の立法作業を促すことにしているという。（人民日報 2011年7月20日）
