上海税関、知財権保護ネットワーク構築へ
by:中広網Posted:2011-07-20
上海税関は知的財産権を全面的に保護するネットワークの構築に取り組んでいる。昨年10月1日より実施し始めた、知的財産権侵害とニセモノ製造販売を摘発する特別行動で、自動車部品や電子製品、薬品、食品、玩具を含めた各分野において輸出入の商品に対する監視を強化し、知的財産権侵害の疑いのある製品を摘発してきた。
こういった摘発をより効果的、効率的に実施するために、上海税関は公安局や知識産権局など関連当局との提携を強化するとともに、中国外商投資協会傘下の優良ブランド保護委員会(QBPC)など権利者の組織と協力し、知的財産権侵害行為を摘発する能力の向上に努めてきた。
統計によると、上海税関は特別行動において、法執行の担当者のべ7476人が出動し、権利侵害をめぐる事件425件摘発し、総額4880万元にあたる侵害商品400万点余りを差し押さえた。この内、自動車部品とベアリングなどに係わる事件は51件で、違法商品40数万件が摘発されたという。上海税関はまた、ネット上の侵害商品の摘発にも力を入れ、ニセのタバコや薬品など79万点余りを差し押さえた。(中広網 2011年7月20日)