大手ショッピングサイト淘宝(タオバオ)が知的財産権侵害に係わる商品情報の管理強化に取り組んでいる。今年1月から6月までに、関連情報4700万件が処理され、第1四半期に展開されていた「ニセモノと知的財産権侵害商品に関する特別行動」だけでもおよそ関連情報2500万件が処理された。同社がこのほど発表した上半期の知的財産権保護状況に関するデータでわかった。
同社の情報安全部の責任者によると、淘宝網では今年上半期に商品の抽出検査制度を正式に導入し、知的財産権保護システムを本格始動させた。また、今までの知的財産権保護活動の経験と市場の動向を踏まえて知的財産権に係わる取引規則について改正を行った。「権利保護制度の整備により、淘宝をはじめオンラインショッピング業界全体の知的財産権環境の改善に寄与したい」と同責任者が語っている。